菊川怜が語る激動の40代　3人出産、そして離婚…「正直、悩んでいる時間もないほど毎日バタバタです」

　ただ、赤ちゃんとほぼ年子の上の子のお世話を同時にしなくてはならないので、その点では大変さは倍になりました。本当に当時の記憶は全然ないです（笑）。

　そんなこんなでこの5年間は、仕事はかなりセーブして家事や子育てがメインの日々でした。

シングルマザーを選択。家族4人で再出発

　昨年11月に離婚し、私一人で3人の子どもを育てることになりました。現在は仕事にも本格的に復帰して、新たな生活の土台を固めているところです。

　もちろん離婚という選択に不安な気持ちはたくさんありました。下の子が成人する頃に、私は60歳を超えているわけで、それまで一人でやっていけるのだろうかって。でも正直、悩んでいる時間もないほど毎日バタバタなので、そこに救われている部分もあるかな。

　現在長男は小学校1年生。次男は4歳、長女は3歳です。平日は朝6時に起き、8時に子どもたちを送って行き、その後私も仕事に出かけ、夕方にお迎えに行く日々です。そこから夜8時に就寝することを目指して、ご飯を食べさせて、お風呂に入れて、宿題をやらせて……と、かなり忙しいですね。そして順調に行くことはまずないです（苦笑）。

　子どもたちは楽しく遊んでいると思ったら突然喧嘩が始まる――、毎日、とにかく大騒ぎですよ。「子ども部屋からおもちゃを外に出さないで」と言っても、寝室やリビングに持ってきちゃいますし、「食べ物は絶対ダイニングのテーブルで食べて」と言っても、チーズとか食べながら寝室のベッドでぴょんぴょん飛び跳ねている。先日なんて、砂糖がついているグミを子ども部屋で食べ散らかしたみたいで、床を触ったらザラザラ。「あれ？静かだな」と思ったらだいたい3人で悪さしてる（笑）。

　何度片づけても一瞬でぐちゃぐちゃ。もともとキレイ好きで掃除好きだったので、独身時代の私からしたら、こんなカオスな家の中なんて想像もつかなかったと思います。

　まさに今、未知の世界に突入して、初めての試練をいっぱい受けている感じです。