菊川怜次々に押し寄せる試練。大変なことも人生の糧に
正直「なんで私ばっかりこんなに大変なのかしら」と思ったこともあります。
でもみんなそれぞれに大変なことってありますよね。
私はこの年齢まで大きな苦労も挫折もなく来てしまったから、耐性がなさすぎるのかも。きつい経験や試練があった方が、私自身も成長できて、いろいろな意味で強くなれるのかなって。良い方向に考えるようにしています。
私も子どもたちもちょっとずつ自分でできることが増えている実感がすごくあります。以前は私一人で3人の子を連れて公共交通機関で移動なんて絶対無理だと思っていたのが、思い切ってやってみたらできたときは「やったー」とうれしかったですね。子どもたちも少しずつ自分の身支度ができるようになっている姿にうるっとくることも。
気付いたら私も47歳。激動の40代も半分が過ぎていました。こうやって1日1日子育てに追われながら、気づいたら1年、5年、10年後になって、そしたらまた見える景色も違ってくるのかな。なんて考えながら、とにかく前に前に、疲れ切りながらも（苦笑）、進んでいます。
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菊川怜さんが、“てんやわんや”な3児子育てや、自身の子ども時代などを語るAERA with Kids+の新連載「菊川怜の子育てはいつも想定外」。次回もお楽しみに！
（構成／阿部桃子）
