夫婦間の“不機嫌ハラスメント”、若い世代ほど「夫が謝る」ケースが増えているのはなぜ？　社会学者に聞く

――自分が相手にフキハラをしそうになったら、あるいは相手のフキハラにうんざりした場合の対処法は？

　男女で生きてきた社会が違うことを頭の隅に置いておくと、少し相手に優しくなれるかもしれません。それに不機嫌の原因は、けっこう外にあることも多いのです。仕事でのストレスや職場関係での悩み、誰かに言われたひと言から不機嫌になり、夫や妻に当たってしまうケースもあります。ご本人が、自分の不機嫌の根本的な原因は何なのかを見極めて、その原因の解決にあたることも大切です。

（取材・文／永野原梨香）

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永野原梨香

ながのはら・りか／『週刊エコノミスト』、『AERA』『週刊朝日』などに勤務し、現在、フリーライター。識者インタビューのほか、マネーや子育てをテーマに執筆中。