何歳だってやりたい仕事にチャレンジしていいし、好きな服を着ていい。「何歳だから」「女性だから」を理由に、何かをあきらめる必要はないのだと勇気をくれます。

 ニューヨークに来なかったら、私は今とは違う私だったかもしれません。

「只今、NY満喫中。大好きなブロードウェイは格安チケットを探して足蹴く通っています」

――最後に、久保さんの今後の挑戦についてお聞かせください。

 次女が高校を卒業したら、家を出て自立すると思います。日本の両親も高齢ですから、私は日本に戻ってこようと思っているんです。

 私の次の夢は、日本で幼稚園をつくること。日本語と英語の両方を使って、日本のいいところと西洋のいいところの両方を体感できるような場にしたいと思います。

 場所ですか? まだ考え中です。でも、東京近郊だけでなく地方にも目を向けられたらいいな、と思っています。

(構成/神 素子)

元NHK久保純子アナが語る、アメリカの幼稚園教諭として働く理由 「夢がかなってとても幸せ」
著者 開く閉じる
神素子
神素子
1 2 3 4