仲良し3兄弟

ママ友から言われた「諦めれば大丈夫」

──そんなとき、子育ての悩みは誰に相談しているんですか?

 偶然、私のまわりは3兄弟のママが多いんです。年子で双子の4兄弟を育てるママもいるので、3人目が男の子だとわかったときには「よかったね! ウェルカム!」と笑顔で言ってくれました。いつも頼りにしています。

──参考になったアドバイスなどはありますか?

「3人って大変だよね。どうすればいい?」と相談したら、「色々諦めれば大丈夫だよ」と言われました。これってマイナスな言葉に聞こえるかもしれないんですが、今まで「母親として全部をちゃんとやらなきゃ」という意識が強かった私にはすごく響いたんです。

──心強いアドバイスですね!

 このアドバイスをもらうまでは、学校のことは全部把握していなくちゃ、掃除もしっかりやって、食事もなるべく手作りでなくちゃ、って思っていました。

 でも、その言葉を聞いて、「そうだよね。この子たちが夜、無事に眠りにつければそれでいいじゃん」と思えるようになり、今まで完璧にやろうとしていたことを手放して、気持ちが楽になりました。夫からすると、すごくズボラになったなと思っていると思いますが……。

長男が言った「一人っ子だったらさみしかったな」

──3人兄弟を育てていて、幸せだな、と思う瞬間はどんな時ですか?

 とにかく毎日が賑やかです。家に帰ったら必ず誰かがいて絡んできます(笑)。3兄弟であることは子どもたちもすごく楽しいみたいで、長男が友だちに「お前のところ、兄弟が多くていいよな」と言われたという話をしていて、「そうだよな。一人っ子だったらさみしかったな」と言っていました。

 3人目を妊娠したときは、上2人が男だし、きっとこれが最後の出産になるだろうと思っていたので、私と夫の遺伝子を継いだ女の子を見てみたいと思っていた時期もありました。でも実際、男3兄弟になったら、3人でかたまりになって遊ぶ姿がかわいくて。昨日の夜もおもちゃのグローブをつけて、3人でボクシング大会が行われていました(笑)。そうやってみんなでかたまりになって遊んでいるのを見ると「あぁ、男3人兄弟でよかったなあ」って思います。

三男が書いたという大竹一家

(構成/渡邉朋子)

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渡邉朋子
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