――親子で一緒に習い事をするのはいいですね。

 長男はいま中1でちょうど思春期に差し掛かる時期。家族よりお友だちと過ごしたい時期だと思うんです。口答えされることはもちろんありますが、家を出るときや試合に出るときは、必ずハグをして送り出しています。こういう関係性でいられるのは、一緒にテニスをしてきたおかげかな、と思います。

──ご家族でのテニスに、大竹さんは参加されないんですか?

 最初は一緒に行っていたんですが、夫は下2人の面倒をみなきゃいけないので行かなくなりました。そのうちに長男があまりにうまくなり、夫はたぶん負けてしまうので絶対に参加しないですね。口では長男に「お前には勝てるよ」と言っていますが……(笑)。

お子さんのテニスの試合に帯同する中村さん

絶賛反抗期中の次男…子育てのバランスに悩み中

──男の子3人への接し方で意識していることはありますか?

 今は次男の反抗期に頭を悩ませています。口答えが多いし、口も達者なので夫も本気で怒っています。でも、もしかしたら私がお兄ちゃんのテニスのほうに割く時間が多くなっていることで不満を感じているのかも……。次男のケアを増やさなきゃいけないな、と思っています。

──3人に同じように時間をかけるというのは、なかなか難しいですよね。

 思いは一緒でも、やっぱりそのときどきで手をかける時間が変わってしまうと、「なんでお兄ちゃんばっかり」ってなりますよね。三男が生まれたばかりのときは私が次男をケアして、長男と三男は夫という感じだったんですが、今年から長男が中学に入って新しい環境になったので、私はどうしても長男のケアに回ってしまっていて……。長男がもうちょっと自分でできることが増えたら、次男をケアしたいと思っています。

──お子さんそれぞれのキャラクターによっても違いは感じますか?

 三男は甘え上手なので自分から来てくれるんですけど、次男はやっぱりお兄ちゃんだからというのもあって、なかなか自分から行けない年齢になってきていますね。だから、もっと次男をケアしてあげたいんですが、なんせすごく口答えをしてくるので、やさしい気持ちになれず……。「それじゃあママ抱っこできない!」ということもあります(笑)。

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