ミキティに教えてもらった子育ての作戦とは?

――寝かしつけや食事、イヤイヤ期など、横澤さんが日々やっている子育て作戦で、おすすめはありますか。

 もともとチャイルドマインダーの資格やリトミックの先生の資格をとったり、子育てについて学ぶのが大好き。保育園の先生からはもちろん、一緒に「夫が寝たあとに」という番組をやっているミキティ(藤本美貴)さんやpecoちゃんからもたくさん作戦を教えてもらいました。人に委ねるのが苦手だった私が、素直に周りに甘えられるようになったのは、子育ての賜物です。

 この間ミキティさんに教えてもらったのは、子どもが食べないときの作戦。子どもの胃がまるで見えているかのように指さして、「ここ、まだ空いてるよ~」と言うと、「え、ママ、見えるの?」って驚いて、おなかを見せながら食べてくれるんですって。そう言えば私もトイレトレーニングのときに、おなかのあたりを指差しながら「今おしっこがここにきて、ここにきて、ほ~らもうすぐ出てくるよ……」とイメージさせてうまくいったことがありました。

――逆に作戦が失敗することも?

 もう失敗だらけ。昨日まで通用していた作戦が今日はもう通用しない。トライ&エラーの毎日です。

 たとえば、公園に行くとき、「帰るって言ったらー?」「帰るー!」というように、注意事項をコール&レスポンスさせてから連れて行くのですが、先日、次女のクラスのみんなで遊ぶイベントがあって。

「お友だちと仲良くー?」「するー!」「お母さんの言うことをー?」「きくー!」と何度も念押ししたら、それがプレッシャーになっちゃったようで、いざ公園に着いたらずっと私にしがみついてるんです。ああ、この作戦、マイペースな長女には効くけど、緊張しぃの次女にはやりすぎちゃダメだったのか、と反省しました。子どもの性格や年齢、その時の気分によっても全然対処が変わってきて、毎回応用問題ばかり。受験勉強のように傾向と対策を練っています。

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