幼少期に絵本はたくさん読んでくれたけど、絵本の次のステップにはどんな本がいいんだろう? そんな悩みを抱えるママ・パパに向けて、幼年童話を中心に、絵本から読みものへの橋渡しとなるおすすめの一冊を紹介します。
あらすじ
しとーるさんは、いつでも何でもきっちり。起きる時間はもちろん、朝食に歯磨きの時間まできっちり決まっています。司書として図書館で働くしとーるさんの頭の中には、図書館のようにいろんな本がきっちり整理されているので、みんなが探している本もちょっとのヒントだけでぴったりの一冊を差し出してくれます。でも、きっちりしすぎていて、時にはまわりの人から怖がられてしまうことも。
ある雪の夜、図書館から家に帰ったしとーるさんは、玄関前でノミだらけの汚れた子猫と出会います。子猫は雪でびしょびしょ、どろどろで、目やにもべったりと、しとーるさんの苦手なものの塊で……。
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