ああ、ついにきたか!と思いました。でもそんな時、私は全否定します。
「何言っているの? あなたが世界で一番イケメンだよ! もしも誰かが〇〇くんのほうがかっこいいって言ったのなら、それは好みの違いだよ!」って。
もちろん子どもたちには「人を外見で笑ったり、バカにしたりしちゃいけないよ。もしそんなことをする人がいても、絶対に同調しちゃいけないよ!」と言っています。でも子どもたちのほうが「あたりまえだよ。なんでいちいちそんなこと言うの?」という感じなのです。
思えば、学校にはいろんな国籍の親を持つ子がいたり、障害がある子がいたり、一人親の家庭だったり、いろんな背景を持つ子がいます。いろんな人がいて当たり前、みんな違ってみんないい。そんなふうに、自然に思っているのかもしれません。
それでもわが子が思春期に巨大なコンプレックスに悩まされたら、いっしょに解決方法を探したいと思います。
自分の顔に気になることがあるなら、とっておきのメイク法を伝授するし、体型に悩んだら、子どもに合った健康的なご飯メニューをいくらでも作ります。いつでも頼ってほしいし、気軽に悩みを相談できる存在でありたいと思うのです。
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