よく食べ、よく笑い、ハッピーオーラ全開のギャル曽根さん。家庭では11歳の長男くん(小6)、8歳の長女ちゃん(小3)、そして生後5カ月の次女ちゃんの3児のママでもあります。ご自身も3人きょうだいの真ん中っ子だったという曽根さん。今回は「食べることが大好きだった!」という曽根さんが、「ギャル曽根」になる以前の「食」にまつわる思い出を聞きました。

MENU 「私って大食いだったんだ!」初めて気づいたのは高校生 食べることが大好きになった原点は、母の味です 自分の食いぶちは自分で稼ぐ? “市民マラソン荒らし”の曽根姉妹

「私って大食いだったんだ!」初めて気づいたのは高校生

 実を言えば私、自分が人よりたくさん食べる子だってことにずっと気づいていませんでした。外食はほとんどしたことがなかったし、姉弟も私と同じくらい食べていたので、「みんなこんなものだろう」と何となく思っていたんです。

 ところが、高校生のときに気づいてしまいました。

 近所のカレー屋さんで「2キロのカレーを30分以内に食べたら無料」という企画があって、男子3人女子3人で「面白いから挑戦しよう」と行ってみたんです。そのカレーがめっちゃくちゃおいしくて、「これ全部、1人で食べていいんだ! やったー!」ってうれしくなりました。

 私は15分で完食しましたが、全部食べられたのは私だけ。男の子でさえ、食べきることができなかったんです。「すごいね!」ってみんなに驚かれて、「あれ、私って人よりいっぱい食べられるんだ……」と初めて自覚したのです。

 当時は「大食いチャレンジ」みたいなものがはやっていた時期でした。調理の専門学校に通うために姫路市(兵庫県)に出てきたら、いろんなお店で「チャレンジメニュー」があって、「やった! こんなに食べられる!」って大喜びしていました。次々に挑戦していたら、ちまたで「よく食べる子」として有名になってしまいました(笑)。

 それである日、就職先の鶏料理屋の店長さんが勝手に申し込んでいた大食い大会が、たまたまテレビの大食い番組で、そこから人生が大きく変わっていったのです。

食べることが大好きになった原点は、母の味です

 でも、私が本当にしたいことは、制限時間内で相手よりどれだけ多く食べられるかを競う「フードファイト」とは少し違いました。

著者 開く閉じる
ギャル曽根
ギャル曽根

ギャル曽根/1985年京都府生まれ。3児の母。2005年「元祖!大食い王決定戦」でデビューし、おおらかな食べっぷりで人気を博す。タレントとして活躍する一方、「食のプロ」としてレシピ本の出版などをおこなう。調理師免許や野菜ソムリエの資格をもつ。 公式YouTubeチャンネル「ごはんは残さず食べましょう」 オフィシャルブログ「ごはんは残さず食べましょう

NEXT思い出の母の味とは
1 2 3 4