子どもが子どもなりに、どう「好き」を見つけるのか。たくさん好きを見つけることを通して、子どもがどんな人間なのか、私たちももっとわかってくると思うので、いまはそれが楽しみですね。

『令和妊婦、孤高のさけび! 頼りになるのはスマホだけ?!』(7話より)
『令和妊婦、孤高のさけび! 頼りになるのはスマホだけ?!』(7話より)

――「それぞれが自分の好きを大事にする家族」なんですね。

 私は漫画を描くのが仕事にもなっていますが、息抜きであり最大の趣味でもあります。本当に好きなことをして生きているという自覚があります。そうしていないと自分が苦しくなってしまうんです。なので、好きなことって本当に大事。子どもにも好きなことを軸に、自分を大事にしてほしいなと思いますね。

 ちなみに息子は、いまは生き物が好きで、生き物を見たとき、すごい目がキラキラするんですよ。子どもの目って本当に綺麗ですよね。一生懸命教えてくれる姿もかわいいですし。

 子どもを産まなかったら、「もしかしたら今より漫画を描けたかも」とか、「仕事も時間を気にせずいろいろやれてたかも」という気持ちもなくはないです。でも、産む前に戻りたいとは思わないんですよね。やっぱり子どもってすごくかわいいし、産んだからこそ知ることができたこともすごくある。私の世界を広げてくれてありがとう、と感謝しています。

(構成/稲垣飛カ里)

テレ東局員、漫画家、母…真船佳奈が語る初めての育児「ワンオペ、発熱連発…マジで子育てナメてた」
令和妊婦、孤高のさけび! 頼りになるのはスマホだけ?! (はちみつコミックエッセイ)

真船佳奈

令和妊婦、孤高のさけび! 頼りになるのはスマホだけ?! (はちみつコミックエッセイ)
著者 開く閉じる
稲垣飛カ里
稲垣飛カ里

子育て・教育分野を中心に活動する編集者/ライター。最近の関心ごとは中学受験とおうち英語。プライベートでは小3男子、小1女子を持つ私立小ママ。仕事と育児に追われる日々の癒しは韓国ドラマ鑑賞。X:@hikari_son

1 2 3 4