幼少期に絵本はたくさん読んでくれたけど、絵本の次のステップにはどんな本がいいんだろう?――。そんな悩みを抱えるママ・パパに向けて、幼年童話を中心に、絵本から読みものへの橋渡しとなるおすすめの一冊を紹介します。
あらすじ
キッチンにずっと転がっていたのに、ある日突然目を覚まし、「どうして わたしは いつまでも こんなふうに ころがっているんだろ」と考えたたまご。実際に立ち上がってみたら、ぴょんぴょん飛べるし、くるっと回ることもできると気づきます。
他のたまごにもそれを教えてあげようとしたけれど、ぺちぺちたたいてもたまごたちは起きません。キッチンにあったマシュマロの袋を破り、中のマシュマロをとうとうひとくちかじったら、「なんでかじるのさ?」と話すマシュマロがあらわれます。
このマシュマロを相棒役に、しゃべって歩いて、散歩という名の冒険に出かけるたまごの話。世界3大絵本賞の一つと言われる「ブラチスラバ世界絵本原画展」で金牌(きんぱい)を受賞した絵童話。「めを さましたら」「さんぽ」「あめのひ」の3話収録です。
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