【絵本の次に読みたい童話】日常のささいなことが気になる感受性豊かな子におすすめ！　秋にぴったりの、森を舞台にした物語

　幼少期に絵本はたくさん読んでくれたけど、絵本の次のステップにはどんな本がいいんだろう？――。そんな悩みを抱えるママ・パパに向けて、幼年童話を中心に、絵本から読みものへの橋渡しとなるおすすめの一冊を紹介します。

MENU あらすじ おすすめポイント どんな子におすすめ？

あらすじ

　くるみの森に住む、りすねえさんと仲間たちの物語。ユーモラスな短いお話が3編入っています。　

　1つめは、りすねえさんが森のくじ引きで一等賞を引き当てた、「さすらいのカルテット」の音楽会チケットをなくしてしまう話。友達のエナガが、「たいへんだ！　どろぼうがはいったのか！」と大騒ぎするくらい、部屋じゅうぐしゃぐしゃにして探したのに見つかりません。もしかしたら、と思い出した場所を掘りかえすと、読みかけの本や芽を出したどんぐりが出てきますが……。大切なチケットは見つかるのでしょうか。

　2つめは「りすねえさんとおばあちゃんのケープコート」、3つめは「りすねえさんと絵かきのタビー」。秋にぴったりの心あたたまる童話です。

著者 開く閉じる

ライター 大和田佳世

絵本・児童書のライター。出版社勤務を経て2009年よりフリーランスに。絵本・児童書情報サイト「絵本ナビ」や朝日新聞社が運営する本の情報サイト「好書好日（こうしょこうじつ）」などの他、雑誌「MOE」、出版社の各Webメディアで執筆。作家、翻訳家へのインタビュー多数。子どもは小中高の3人。