1.「仲間づくり」を見守る
この時期、なにより友達が大切な存在になってきます。「仲間同士でどれだけ信頼関係を築けるか。これは仲間同士の自己受容感が重要になります。大人はその仲間づくりを見守りましょう」
2.「頭の中は大人」と心得る
論理的、科学的思考ができるようになるので、ファンタジーと現実を理解したり、物事のつじつまや整合性を考えたりするようになります。「『またゲームばかりして!』と言ったら『何で? この前はいいって言ったじゃん』なんて正論で返してきます。頭の中は大人なので、そのつもりで向き合いましょう」
3.前向きにあきらめる
この時期の子どもは、“自分で考えて行動”することがますます増える傾向に。「そのため心配になることもあるし、そこから反発が生まれることもあるでしょう。そんなとき、親がわが子をコントロールできないということを、前向きにあきらめていきましょう」
4.「反発」はラッキー!
ときには「カチン」とくる発言をすることも。「これを『反抗』とするのは大人の都合です。反抗ではなく『反発』。『おお、きたきた!』と成長を喜ぶくらいのおおらかさで接するといいですよ!」
5.「フィードバック」の習慣
今日あったことを振り返ってみる。これを習慣化することで、「体験」が「経験」や「学び」になります。「どんなことがあって、どんなことを感じたのか。やはり日記はいちばんのおすすめです。文字で書くことで、自分のことを客観視できるのです」
(取材・文/AERA with Kids編集部)
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