結局、英語は何歳から学ぶのが正解なのか？　オックスフォード大教授が伝えたい“幼少期こそ体験しておくべきこと”

　同じように、ドイツ語を勉強するときは、ドイツ文化院に足繁く通いました。イギリス文化院にも休みのたびに通い、本を読んだりビデオを観たりしたものです。こうした経験は、私にとってかけがえのないものでした。志のあるところに道があると考え、フランスに、ドイツに、イギリスに実際には行けなくても、自分なりに似たような体験を作ったのです。

　最近は、現実に行かなくても経験できることが無数にあります。仮想空間で、学ぶ機会を作ることもできます。市役所や区役所も、優れた教育活動をたくさん提供しています。

　子どもと相談しながら、そうした楽しい機会を活用してみましょう。楽しい体験を通じて、子どもを学ばせてあげてください。

オックスフォード式「勉強感覚」の育て方 頭のよさは10歳までに決まる

チョ・ジウン,北野 博己

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チョ・ジウン

英国オックスフォード大学東洋学部教授。児童学と言語学を用いて子どもたちが言葉を学ぶ過程を研究している。オックスフォード大学東洋学部では入試面接官として、毎年多くの優秀な学生を分析してきた。最近は人工知能時代の言語教育について研究している。