「併願校の有無などは答えづらいとはいえ、ウソをつくのはおすすめしません。学校側もそうした質問で、ご家庭の本気度を見ています」と吉岡さんはいう。

「親になって5〜6年目ですが、お互いに点数を付け合うとすると何点ですか」という質問も悩ましい。吉岡さんは「『親としてはまだ未熟である』という謙虚な姿勢で、その点数を付けた理由をしっかりと語れることが大事です」とアドバイスする。

 また、小学校受験らしさが表れるのが、面接の最中に親子で相談して発表するスタイル。「誕生日の思い出を父親から子どもに話してもらった後、『お子様はその話を聞いてもっと聞きたいことがあるか、お母様と相談してお父様に聞いてください』というパターンも。学校側からすると、ありのままの家庭の姿をチェックできるのがメリットです」(吉岡さん)

(文/澤田聡子)

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