――今、振り返って中学受験の経験は大学受験に役立ったと思いますか?

 勉強面でいうと、中学受験も大学受験も、終わってみれば、僕はあんまり勉強したって気がしていません。ああ面白い!って思ったことの積み重ねで合格できたのかなって思います。ただ、あの小学生の自分が乗り越えられたんだから、今回だってまあ大丈夫だろうっていう安心感はありましたね。受験期にどんなサポートが必要なのか、家族も勝手がわかっていたので、僕が勉強に集中できる環境を的確に作ってくれました。両親や弟たちの支えがなかったら、合格はなかったと思います。

(聞き手/清 繭子)

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清繭子
清繭子

出版社で雑誌・まんが・絵本の編集に携わったのち、独立。編著『小学生おまもり手帖』(オレンジページ)。エッセイ集『夢みるかかとにご飯つぶ』(幻冬舎)が2024年7月18日発売。

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