1 自分の学びスタイルを見つけている

 親や先生から「言われたからやる」という学びが習慣になってしまうと、「言われないとやらない」つまり「自分からはやらない」に。

2 うまくいった経験がある

 親が子どもの感覚タイプを知って、子どもの努力をほめると、それが成功体験として自信になり、「次も頑張ろう」と意欲がわく。

3 生活リズムが安定している

 子どもの気分の波や疲れ具合がわかれば、食事や入浴時間をほどよく調整できるので、子どもが自然と過ごせるリズムが整ってくる。

4 ほめてもらえている

 自分がやったことを「いいね」「頑張ったね」と言われることは自己肯定感につながり、子どもは安心して次のステップに進める。

5 覚える、解く、説明する習慣が育っている

 大人が覚えさせる、解かせる、説明させるという指示で子どもを動かすのではなく、子どものやり方を尊重し、それを習慣にしている。

6 わかることが気持ちいいと知っている

 知らなかったことを知ってうれしい、わからなかったことがわかってよかったという体験の積み重ねが、さらなる知的欲求につながる。

学習をこなすうえで大事な「前に進む力」。知識を入れるための土台作りはいつからでもスタートできるので、ぜひ参考にしてみてください。

(取材・文/船木麻里)

AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2024年 春号 [雑誌]

朝日新聞出版

AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2024年 春号 [雑誌]
著者 開く閉じる
船木麻里
船木麻里
1 2