パンツ、うちの息子も嫌がってました。6カ月の孫(男の子)も、オムツを外すと嬉しそうにしていますよ。パンツを嫌がる理由は、脳を持ち出すまでもないのでは? おちんちんがついているんですもの。あんなふうに、ぴょんと飛び出しているものがついていたら、オムツもパンツもストレスでしょうよ、と思いますよ。
――息子さんは、今どのような大人に?
子どものころはぼんやりだった息子は、とてもワイルドな大人に育ちました。中3の夏休みには100キロメートルの自転車旅行に一人で出かけたり、大学院の卒業旅行ではネパールに行ってバイクでヒマラヤを見に山越えをしたり……。小さいころのレゴブロックの基地の延長か、今は栃木の日光に森を買って、友達と山の家を造っています。理系の大学に行ってエンジニアになり、今は私の仕事のサポートをしてもらっています。素敵なおよめちゃんも来てくれて、パパとしても奮闘しています。
――最後に、子育て中のみなさんにメッセージをお願いします。
脳科学の研究をベースに私が実践したことをお話ししましたが、お母さんが心地いいと感じることをするのが一番。子どもが大きくなってからも愛の言葉を伝えるのは効果がありますし、「ああしておけばよかった」との後悔は無用です。すべてのお母さんが幸せで、自分の人生を楽しんでほしいですね。そうすれば、きっとお子さんは魅力的に育つはず!
(聞き手/AERA dot.編集部・平井啓子)
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