コロナ禍でいまだ続くリモートワーク生活。自宅がオフィス化している人もいるだろう。頭が痛いのが「机が狭い問題」。狭いうえに、オンライン機材や飲み物やおやつが入り乱れる。スッキリさせるにはどうしたらいいのだろうか。机の整理術を取り上げた、AERA 2021年12月20日号の記事を紹介する。
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リモートワークももうすぐ2年。当初は「一時的に」と思って、会社のロッカーから引き揚げてきた書類や何やらが、すっかり我が物顔で自宅に居座っている。仕事のメインマシン・マックブックの他に、リモートワーク用に新たに導入したiPad。スマホ用のモバイルバッテリー。それらにいちいち付いて回る、充電ケーブルたち。コーヒーとおやつも欠かせない。なんだか会社にいた頃より「机が狭い問題」が深刻化したようだ。日本の住宅事情の下で、机が狭い問題に直面していない人はよっぽど幸せな人だろう。
このごちゃついた机をなんとかするべく、助けを求めた先は整理収納アドバイザーのくろだあきこさん。片付けのルールから最新のお役立ちグッズまで、机改造計画を指南してもらった。
■モノの定位置を決める
くろださんいわく、
「机の上に限らず、キッチンでもリビングでも、片付けの鉄則はモノの置き場所を決めることです」
言われてみれば私の机ではスマホもノートも付箋もイヤホンも、その時々であっちこっちに。机上ノマド状態だ。
ではモノの定位置を決めるとして、狭い机の上でどのようにその居場所を見つけていったらいいのか。
「見えない場所に収納してしまうと、どこにあるか忘れてしまいがち。探す時間が無駄ですし、そのわずかな時間も積み上げるとばかになりません」
くろださんのオススメは、壁の有効活用。つまり机を垂直方向に拡張する、という考え方だ。
「壁を活用できると一覧性も高まるのですごく便利です。壁がないなら作りましょう」
机の上に壁を作る際に使えるのが、有孔ボードと呼ばれるもの。穴にフックを取り付けていろんな小物を引っ掛けておくことができる。くろださんが挙げてくれたおすすめの中から、デザインが気に入ったキングジムのPEGGYという商品を導入してみると、あっという間に定番ツールたちの居場所が定まった。USBもSDカードもカードリーダーも、これでいちいち大捜索せずに済む。