AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2021年10月18日号では、DYMで人材事業部主査代理を務める前畠宏美さん、同じくDYMで人材事業部課長代理を務める島袋太輔さん夫婦について取り上げました。

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夫24歳、妻27歳で結婚。長男(2)、長女(1)と4人家族。

【出会いは?】
妻が会社の先輩で、夫は2年後輩。部署は違ったが、社内の飲み会で初めて話した。
【結婚までの道のりは?】
妻が熱を出したとき、夫が自宅に食料品を届けた。ほどなくして付き合うようになった。
【家事や家計の分担は?】
朝はそれぞれが身支度をしながら、子どもの保育園に行く準備をする。夜は夫が遅くまで仕事をすることが多く、家事は基本的に妻が担当している。家計は、妻が管理する。夫はお小遣い制。

妻 前畠宏美[30]DYM 人材事業部主査代理

まえはた・ひろみ◆1991年、千葉県市川市生まれ。東洋大学卒業。2014年にDYMに就職。子ども2人の出産を経て、現在は求職者への就職斡旋を担当している

 弊社では社内恋愛が推奨されています。交際宣言をすると、カップル手当が3万円支給される制度があります。ただし申請は1回までですが。私たちは、カップル手当はもらわなかったのですが、結婚するときは、30万円のお祝い金をもらいました。会社が恋愛や結婚をお祝いするのは、珍しいですよね。引っ越し費用に充てました。

 長男の妊娠がわかって結婚することになり、社長にも伝えました。そうしたら、なんと数日後にあった社内の表彰式で、社長が発表してくださったんです。3カ月に1度の社内行事です。ステージに呼ばれて、そのとき集まっていた200人くらいの社員から「おめでとう」と言ってもらいました。うれしい気持ちしかなかったですね。安定期に入って、上司にやっと報告ができたばかりでした。みんなに知ってもらえて、すごくすっきりしました。

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