ひざの状態は良くない状態が続いていて、昨日も両方のひざに痛み止めを打ったので、そういう状態の中でもやれるだけのリハビリはしっかりしてきたので、そこまで不安な様子はなかったです。
――(世界選手権、全日本選手権、五輪の)三冠を取れたことについては。
三冠を取って、歴史に名を残すというのが僕の目標だったので、それを達成できたというのは今までの柔道人生で努力してきたことが報われたのかなと思います。
――井上康生監督以来の金メダルについては。
21年ぶりの100キロ級の金メダルということで、金メダルを日本に取り戻すことができましたし、また、井上監督が今年で監督が終わりなので、最後の最後でしっかり恩返しができたかと思います。
――さっき井上監督が「自分と戦ったらいい勝負だ」と言っていたが。
いや~(笑)。ルールが違いますからね。ふふ。僕はもう組まないっすよ(笑)。
――大内刈りは、柔道を始めた頃に覚えたやりかた?
どっちかっていうと、(千葉・東海大浦安)高校に入って(16年リオデジャネイロ五輪男子90キロ級金メダリストの)ベイカー(茉秋)先輩(26)や(東海大)浦安の先輩を見て身に着けた技かなっていうふうには思いますね。
――試合で勝って涙が出るのはどんな感情?
今までやってきたものが報われたなと思ってこみ上げるものがありましたし、ほんとに愚直にここまでやってきてよかったなというふうに思いました。
――日本に8人しかいない三冠柔道家ですけど、これからどういうふうに自分の柔道人生を歩んでいく?
結果として残すことはできましたけど、井上監督のような柔道家としても一人の人間としても立派な人を目指してやっていきたいです。
――現役としても?
まだまだ続けますね。
――団体戦も2日後にあるが。
3日間(痛み止めが)効くので、明後日まで行けます(笑)。1試合だけね。
――(日本勢の)五輪での男子5個の金メダルは1大会最多となった。