菅首相の「原発ゼロ」宣言近い? 秋本真利議員が感じた「脱炭素」への本気度 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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菅首相の「原発ゼロ」宣言近い? 秋本真利議員が感じた「脱炭素」への本気度

菅沼栄一郎AERA
関西電力は運転開始から40年を超える高浜原発1、2号機の再稼働を目指す。昨年11月、地元の福井県高浜町議会は同意を表明した (c)朝日新聞社

関西電力は運転開始から40年を超える高浜原発1、2号機の再稼働を目指す。昨年11月、地元の福井県高浜町議会は同意を表明した (c)朝日新聞社

秋本真利(あきもと・まさとし)/1975年生まれ。昨年末に著書『自民党発!「原発のない国へ」宣言』をまとめた (c)朝日新聞社

秋本真利(あきもと・まさとし)/1975年生まれ。昨年末に著書『自民党発!「原発のない国へ」宣言』をまとめた (c)朝日新聞社

 菅義偉首相が宣言した「2050年カーボンニュートラル」に向け、原子力発電は どうなるのか。「原発ゼロ」を主張する自民党の秋本真利衆院議員は決断を求める。AERA 2021年4月26日号から。

【写真】「原発ゼロ」を主張してきた秋本真利衆院議員

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 4月16日の日米首脳会談の主要議題の一つが、地球温暖化を抑えるための「脱炭素」社会への取り組み。菅義偉首相は、昨年10月26日の所信表明演説で宣言した「2050年カーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)」実現に向けての体制作りを改めて迫られる。自民党内の反発を浴びながら、10年近く「原発ゼロ」を主張してきた秋本真利衆院議員(千葉9区、当選3回)に菅首相の真意や今後の展望などを聞いた。

■菅総理の感度は高い

──菅首相がどこまで本気なのか、疑問視する声がなお根強くあります。

 菅総理は本気ですよ。官房長官時代にまいた脱炭素の種が、総理になってから花を開かせ、次々に刈り取られています。

 私は、総裁選で菅候補を応援するグループにいました。地球温暖化対策、カーボンニュートラルを絶対に入れるべきと進言しました。

 昨年末に国が作った「グリーン成長戦略」に、40年までに洋上風力を最大4500万キロワット(原発45基分)導入すると明記しました。世界で第2位、欧州連合(EU)を入れても3位。一気に洋上風力の業界が動き出しました。菅総理は、エネルギー政策にピンとくる感度が高いと思います。

──なのに、姿勢を疑問視されるのはなぜでしょう?

 ひとえに原子力(発電)の在り方を決めることができないからでしょう。ここが、日本のカーボンニュートラルに向けての大きな壁、障害だと思います。全体として、中途半端な、曖昧模糊(あいまいもこ)な形に見える。このままだと、2050年カーボンニュートラルは達成できません。どこかの時点で決断をしなければならない。

 私は総理に、ことあるごとに、決断が必要ですとお話ししています。ただ、相手のある話で、大きな決断になります。


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