“飲み放題付きテレワーク”は仕事になるか? テレワーク難民の記者が検証 (1/4) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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“飲み放題付きテレワーク”は仕事になるか? テレワーク難民の記者が検証

伏見美雪AERA#働き方
ワイン飲み放題付きテレワークプランを提供するESOLA 新宿店。スパークリング、白、赤とサングリアのおよそ30種類が楽しめる(撮影/写真部・小黒冴夏)

ワイン飲み放題付きテレワークプランを提供するESOLA 新宿店。スパークリング、白、赤とサングリアのおよそ30種類が楽しめる(撮影/写真部・小黒冴夏)

ESOLA 新宿店には電源が2口あるボックスシートが6席。Wi-Fiは専用回線で速度も十分。利用時間は12~20時、飲み放題プランは1時間1000円(税込み)(撮影/写真部・小黒冴夏)

ESOLA 新宿店には電源が2口あるボックスシートが6席。Wi-Fiは専用回線で速度も十分。利用時間は12~20時、飲み放題プランは1時間1000円(税込み)(撮影/写真部・小黒冴夏)

デニーズ築地店の個室スペースは防音も明るさも十分。電源は4口で、延長コードあり。Wi-Fiはセブンスポットが利用できる。別料金だが食事もでき、使い勝手がいい(撮影/写真部・小黒冴夏)

デニーズ築地店の個室スペースは防音も明るさも十分。電源は4口で、延長コードあり。Wi-Fiはセブンスポットが利用できる。別料金だが食事もでき、使い勝手がいい(撮影/写真部・小黒冴夏)

 Wi-Fiと電源のあるカフェに、ビジネスパーソンがひしめきあう──。テレワークのニーズが高まっている。市場規模は今後10年で30倍に達する見込みだ。そんななか、飲み放題付きプランも登場した。AERA2021年4月5日号から。

【写真】ESOLA 新宿店には電源が2口あるボックスシートが6席ある

*  *  *
 緊急事態宣言下の首都圏でも、常に混み合っていた場所がある。Wi-Fiと電源のあるカフェの席は、朝からパソコンを広げるビジネスパーソンでいっぱいだ。コロナ禍により一気に普及したテレワークだが、自宅では仕事環境が整わないケースも多い。固定のインターネット回線を引いていなかったり、小さな子どもがいて集中できなかったり、事情はさまざまだが、「テレワーク難民」が生まれている。

 バッテリーの持ちがいいとは言えないパソコンと、在宅勤務の増加による腰痛を抱え、「電源」「Wi-Fi」で検索していたある日、「飲み放題テレワーク」の文字が目に飛び込んできた。ソフトドリンクではない。アルコールだ。「行ってみたい」気持ちと「仕事になるのか?」の疑問が、同時に浮かんだ。

■ワイン付きテレワーク

 渋谷近くで撮影を終えた日曜の夕方、アルコールを含むフリードリンクを提供するコワーキングスペース「シェアラウンジ」に立ち寄った。が、なんと満席。専用アプリでの予約を勧められたものの、2時間半後まで席が埋まっているという。試してみたい気持ちが俄然増し、その足で「ワイン飲み放題付きテレワーク」を提供する「ESOLA 新宿店」に向かった。

 ウェブ上で空席を確認して店を訪れると、残念ながらボックス席はすべて埋まっていた。テーブル席へ案内される。見たところ、仕事をしている人の姿はない。近くには、ワインで気分もよくなっているのだろう、大きな声で盛り上がる2人組がいる。中央に設置されたバースペースに並ぶ多数のワインボトルからスパークリングをグラスに注ぎ、パソコンの隣に置いて喉を潤しながらともかく仕事を始めた。だが、声の大きさにどうにも集中できず、15分ほどで断念。明らかに曜日と時間の選択ミスだ。休日でもあり、残り45分は息抜きと割り切ることにした。辛口のワインがおいしく進み、計4杯を楽しんだ。1時間で1千円だから、コストパフォーマンスはすこぶるいい。


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