──家事や育児は分担してますか。
家事は正直、あまりやっていないです。妻のやり方があるので、そこは僕がやるより自分でやったほうがいいようです(笑)。
子育ては、こんなこといったら世の中のママたちにも怒られちゃうかもしれないけれど、妻をフォローするというイメージですかね。妻に「フォローするってどういうこと?」と怒られることもありますが、やっぱりママにはかなわない。ママは子育てのエースでありキャプテンであり、監督だと思っています。
──ママのフォローとして内田さんらしいものってありますか?
僕らしいというかスポーツ選手としてこれはいいフォローになったなと思うのが、子育て中のチームメートの奥さんたちを3、4人集めて、週1回、2、3カ月間ダイエット講座をやったことですかね。僕がリハビリなどでしていたトレーニングをママたちにやってもらったんです。講座中は子どもたちを近くで遊ばせて、トレーニングが終わるとママたちはおいしいごはんを食べに行く──。「おいおい、それじゃあ、痩せないぞ」と思いつつも、ふだん子育てで自分の時間なんてほぼないママたちが、この講座にきて、みんなでワイワイ楽しんで、それがストレス発散になったならやってよかったかなと。
──昨年8月の引退セレモニーではお子さんもピッチに上がりました。
サッカー選手として、自分の子どもを抱っこして試合に入場するのがひとつの目標でした。そういう思いがあったので、最後に引退するときに子どもと一緒にピッチを回りたいとチームにお願いし、おかげさまでその願いが叶いました。
引退後ですが、サッカー選手って1日2時間程度しか練習しないので、昼には家に帰るから、それほど大きくは変わりません。でも、現役のときは、やはり遠征や合宿があると長期間、家族に会えない時がありましたし、土日は試合なので、どこかに遊びにいけませんでした。今はコロナウイルスの影響で旅行などはできませんが、一緒に過ごす時間は増えましたね。