山下智久 ドラマ「THE HEAD」挑戦の裏側を語る「近道も裏技もない。1ミリずつでも進んでいく」 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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山下智久 ドラマ「THE HEAD」挑戦の裏側を語る「近道も裏技もない。1ミリずつでも進んでいく」

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大道絵里子AERA

 世界30カ国で同時配信中のドラマ「THE HEAD」のメインキャストとして、全編英語での演技に挑んだ山下智久さん。なぜ今なお、挑戦することやめないのか。AERA 2020年7月20日号から。

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 演じた微生物学者のアキ・コバヤシは静かな情熱を秘め、山下さん自身の姿と重なって見える。これまで演じた役ではなかった一体感を覚えたという。

山下智久(以下、山下):アキを演じるのはすごく難しかった。主に言葉の問題なんですが、日本語に変換しすぎたらいけないというか、バランスが難しいんです。最初、監督からなかなかOKがもらえなくて、なぜだろうと考えて気づいたんです。

 台本を覚えるとき、最初は頭のなかで日本語に変換しつつ感情を理解したり気持ちを乗せていく。でも、演じるときはいちいち「日本語ではこういう意味だ」と考えていたら、アキではなくなってしまう。英語を英語として完全に吸収して吐き出さないといけない。だから、後半はアキというキャラクターを演じるのではなくて、アキとして生きている感覚がありました。うまく言葉では説明できないけど、不思議な体験でしたね。

 英語力もまだまだ足りないと痛感した。

山下:普段から話す英語ももっとレベルを上げていかないと、こういう現場では戦う土俵にも上がれないんだな、と、自分の未熟さを痛感しましたね。でも、そうやって現実を突きつけられると、逆に悔しくて燃えるんです。子どものころ、ライバルだらけのなかで勝ち残っていかなきゃいけないジャニーズJr.として過ごした影響でしょうね。最初はなにもできなかった。でも、踊りでも歌でも自分にできることをとにかく練習して、1ミリずつでも進んでいくしかない。そこに裏技はないし、近道もない。そもそも、近道を探すのもズルっぽくて嫌いなんですけど。

 くじけそうになると、まっすぐな負けん気が出る。それがいつも山下さんを引っ張ってきた。27歳で始めた英語をここまでモノにできたのもその力か。


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