煩雑過ぎる助成金手続きに専門家「申請は不可能に近い」 「給付したくないのか」怒りの声 (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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煩雑過ぎる助成金手続きに専門家「申請は不可能に近い」 「給付したくないのか」怒りの声

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野村昌二AERA#新型コロナウイルス
記入要領を含めて8枚ある雇用調整助成金の支給申請書。専門家は「知識のない小さな飲食店や町工場が単独で申請するのは不可能に近い」と指摘する(撮影/編集部・上栗崇)

記入要領を含めて8枚ある雇用調整助成金の支給申請書。専門家は「知識のない小さな飲食店や町工場が単独で申請するのは不可能に近い」と指摘する(撮影/編集部・上栗崇)

 国の支援制度と言えば、「持続化給付金」も批判の声が上がっている。収入が半減した個人事業主に最大100万円を支給したりする仕組み。が、申請はオンラインのみ。パソコンやスマホをもっていない人だっているのだ。

「そもそもオンラインの意味が分からない。国は私たちを助ける気があるのですか」

 と都内でカバン店を営む女性(65)。国は月末までに電子申請が困難な事業者向けの「申請サポート会場」を全国に500カ所近く設置するというが、対応は後手に回る。倉重弁護士は言う。

「今回の問題は、日本がデジタルインフラの整備や人材教育を怠ってきた結果。今ここでデジタル化を進めなければ、次の危機が起きた時は致命的な事態となりかねない」

(編集部・野村昌二)

AERA 2020年6月1日号より抜粋


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