ところで、あなたは他人から「休日何してる?」って聞かれたとき、すぐに答えられますか?
これは実は、豊かな自己満足を持っているかどうかのチェック項目です。
答えられる人は、肩の力が抜けていない、社交モードの人です。逆に、「えーと、何やってたっけな……」って5秒ぐらい悩む人は、肩の力が抜けている人。ロクでもない時間を過ごしているから、人に説明できないんです(笑)。肩の力が抜けてくると、インスタグラムのストーリーズの更新頻度も下がります。人に説明するまでもない休日を過ごしているってことだから。力を抜くことって、別にだらしないことではないです。厳しい生存競争を生き抜くための、一つの生存戦略だと思います。
しし座って、僕はすごく尊敬するんですが、なんでも業務にしてしまう気合があって、スイッチを切りたくない人たちです。
昔会ったしし座の人で、仕事が激務で3年ぐらいスーツを着たまま寝ている人がいました。パジャマに着替えてしまうと、スイッチが切れてしまうから。それはすごくしし座っぽいですが、力を抜くときはあえて、物理的に気を抜くのがいい気がします。例えば服装を変えてみる。自分の中でここから先は休むぞって決めたら、パジャマにちゃんと着替える。そのままコンビニに行ける格好は、パジャマではありませんよ。
※AERA 2019年11月11日号