「まるでドキュメント」「ほぼワンテイク」 笑福亭鶴瓶、綾野剛らが語る精神科病棟での撮影秘話 (1/3) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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「まるでドキュメント」「ほぼワンテイク」 笑福亭鶴瓶、綾野剛らが語る精神科病棟での撮影秘話

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綾野剛(あやの・ごう、右):1982年、岐阜県生まれ。出演作に「そこのみにて光輝く」(2014)、「新宿スワン」(15、17)など。「楽園」が公開中/笑福亭鶴瓶(しょうふくてい・つるべ、中央):1951年、大阪府生まれ。出演作に「ディア・ドクター」(2009)、「おとうと」(10)、「ふしぎな岬の物語」(14)など/小松菜奈(こまつ・なな、左)/1996年、東京都生まれ。出演作に「渇き。」(2014)、「恋は雨上がりのように」(18)、「さよならくちびる」(19)など(撮影/岡田晃奈)

綾野剛(あやの・ごう、右):1982年、岐阜県生まれ。出演作に「そこのみにて光輝く」(2014)、「新宿スワン」(15、17)など。「楽園」が公開中/笑福亭鶴瓶(しょうふくてい・つるべ、中央):1951年、大阪府生まれ。出演作に「ディア・ドクター」(2009)、「おとうと」(10)、「ふしぎな岬の物語」(14)など/小松菜奈(こまつ・なな、左)/1996年、東京都生まれ。出演作に「渇き。」(2014)、「恋は雨上がりのように」(18)、「さよならくちびる」(19)など(撮影/岡田晃奈)

「閉鎖病棟――それぞれの朝――」(平山秀幸監督・脚本)は11月1日から全国公開される (c)2019「閉鎖病棟」製作委員会

「閉鎖病棟――それぞれの朝――」(平山秀幸監督・脚本)は11月1日から全国公開される (c)2019「閉鎖病棟」製作委員会

 帚木蓬生のベストセラー小説を映画化した「閉鎖病棟─それぞれの朝─」が公開される。企画の立ち上がりから11年越しでの実現。メインキャストの3人が語った。AERA 2019年10月28日号に掲載された記事を紹介する。

【「閉鎖病棟─それぞれの朝─」の場面写真はこちら】

*  *  *
 精神科医で作家の帚木蓬生のベストセラー小説『閉鎖病棟』が、「愛を乞うひと」「エヴェレスト 神々の山嶺」の平山秀幸監督(69)により映画化された。長野県の精神科病院を舞台に、過去を背負った入院患者たちの人間模様を描く。本作が「ディア・ドクター」以来10年ぶりの主演作となる笑福亭鶴瓶(67)が、元死刑囚の梶木秀丸を演じる。

笑福亭鶴瓶(以下、鶴瓶):僕もいろいろなドラマや映画に出させてもらいましたが、初めてですね。完成した映画を観ても、自分じゃないような感じ。監督がどうしても痩せてほしいと言うので体重を7キロ落として現場に入りました。毎朝真っ裸で体重計に乗って。

綾野剛(以下、綾野):僕も体重計には真っ裸で乗りますよ(笑)。

 綾野剛(37)が演じるのは、幻聴に苦しむ元サラリーマン、塚本中弥(チュウさん)だ。

綾野:病棟で起きていることやそこで感じられることを繊細にキャッチして、それをチュウさんを通して放出しているという感覚でした。わかった気でやる方が怖いので、嘘をつかないということだけを大事にしました。

 義父からの暴力が原因で入院する女子高生の島崎由紀を演じるのは小松菜奈(23)。入院以前と以後、さらにその後で雰囲気が変わる難しい役だ。

小松菜奈(以下、小松):今まではどちらかというとキラキラとした役が多かったので、こういうひとりの人間の人生を描くのはとてもパワーがいることでした。由紀の壮絶な人生を重く受け止めつつも、それでも前を向ける強さや魂が見えた。それを守りたい、由紀という強い心を持った女の子を出せたらいいなと思って闘っていました。

 撮影は精神科の専門医療施設・小諸高原病院(長野県)で行われた。国立の精神科病棟で精神科病棟を舞台とした映画を撮影するのは、ドキュメンタリーを除いて本作が初めての試みとなる。


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