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うつ病を克服した精神科医が実践「心のゴミの出し方」とは?

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宮島賢也(みやじま・けんや)/YSこころのクリニック院長。精神科医。著書に『自分の「うつ」を治した精神科医の方法』※などがある(撮影/古川雅子)

宮島賢也(みやじま・けんや)/YSこころのクリニック院長。精神科医。著書に『自分の「うつ」を治した精神科医の方法』※などがある(撮影/古川雅子)

 とはいえ、時間を巻き戻して過去の出来事を変えることは出来ません。過去に付随する感情を変え、うつの原因を消し去る方法として勧めているのは、「書くワーク」です。内側にあふれるほどある親への不満、会社の上司に対する怒りなどを、遠慮せず紙に書きつける。書いたら人目に触れぬよう、シュレッダーにかける。要は「心のゴミ出し」です。その後、つらかった悩みでも「これで良かった」と思える部分を、「仕事が暇になった分、家族との時間が増えた」などと「良かったことリスト」にポンポン書き出していく。

 僕自身、母を毒親だと恨んでいた状態から、過去に対する捉え方が変わって、「今、自分があるのはまぎれもなく親のおかげ」「そう気づけたのは、うつになったおかげ」とまで思えるようになりました。

 言葉にするって、ごく些細な実践ですが、心を変え、行動や考え方を変えるだけの力があると実感しています。

(聞き手・古川雅子)

AERA 2019年10月14日号


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