◎赤ちゃんの持ち物

・おむつ関係
 紙おむつ、おしりふき、ビニール袋。私は、使い捨て手袋も持っていきました。水道がない場所でもおむつ替えができて便利です。

・服関係
 服、肌着、帽子、ガーゼ、ハンドタオルなど。汗をよくかくので、ハンドタオルを背中や胸などよく汗をかく場所に入れると汗を吸ってくれます。何枚か持っておいて、濡れたら取り換えるといいですね。

・食べ物関係
 ミルク、離乳食、おやつなど赤ちゃんの月齢に合わせて持っていきましょう。夏はこまめな水分補給が必要です。湯ざましや麦茶なども大事です。

・その他
 ベビーカー、抱っこ紐、保険証。保険証は旅先での病気に対応できますので、必ず持って行ってください。慣れない環境で熱が出ることもあります。熱に関連した話でいうと、旅行前に、赤ちゃんが熱を出すということは結構ある話。実はわが家もありました。前日に39度の熱。旅行に行く日の朝方に平熱に下がったので旅行決行! 昼間は、熱も上がらず過ごしましたが、宿に入って夜中に40度の熱。旅行先は小島。近くに病院もなく、氷をもらって体を冷やして、なんとか朝には微熱になりました。楽しいはずの旅行が後悔になってしまった思い出があります。体調面で「大丈夫かな?」と思った時は「中止する勇気を持つ」ということも大切です。

 最後に体調不良を書きましたが。旅先で子どもが体調不良になったことが実は3回あります。これだけ偉そうに書いていながら、私は失敗だらけ。1回目は、先ほど紹介したもの。2回目はキャンプで熱中症。3回目は疲れからの発熱。すべて、子どもが1歳半以上の時。ということは、1歳半以下の赤ちゃんにはもっと配慮が必要ということです。私のように失敗しないためにも「赤ちゃん目線」のスケジュールで、楽しい旅行をしてくださいね!(文/中田 馨)

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中田馨

中田馨

なかた・かおり/1978年生まれ。兵庫県の認可保育園、中田家庭保育所施設長。一般社団法人離乳食インストラクター協会代表理事。保育士目線の離乳食講座受講生は4年で2000人。自身も中3男子、小5女子の子育て中。

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