金のトリビア其の壱――金の語源は?しゃちほこの金の量は? (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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金のトリビア其の壱――金の語源は?しゃちほこの金の量は?

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伊藤忍AERA#お金
名古屋城の金のしゃちほこ。2014年5月撮影。(写真/朝日新聞社)

名古屋城の金のしゃちほこ。2014年5月撮影。(写真/朝日新聞社)

■実は金メッキ、激安

 金製品といえば高いものと頭から決めてかかっている人が多いようですが、メッキ製品となると想像もつかないくらい安くなります。

 その秘密は金の展延性にあります。金は0.1ミクロンまで極めて薄く引き延ばすことができるからです。昔の米国人は「酒の瓶や化粧品の瓶に金メッキをしても、その費用は1瓶=1セント程度」と言っているほどです。

 また、かつてのレコード業界では100万枚以上のレコードを売ったとき、金メッキしたゴールドレコードで栄誉をたたえていましたが、このゴールドレコードに使う金はたったの0.03グラムくらいという話を聞いたことがあります。

 日本では金を極端に薄くして工芸品に使っていますが、これも金がよく延び、実際に使う量が少ないからです。

 金はいろいろな商品を、極めて豪華に装うことができます。コストが安い金メッキをさらに使うようになったら、金はもっともっと身近で親しみやすい存在になり、われわれの生活を豊かにしてくれるのではないでしょうか。

○著者/岡本匡房(おかもと・まさふさ)/市場経済研究所顧問

1941年、東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、日本経済新聞社に入社。編集局整理部、編集局商品部次長、産業第三部次長、川崎支局長、地方部次長、同編集委員、日経産業消費研究所商品研究部長などを経て現職。主な著者に『ゴールドハンドブック』『金ちょっとおもしろい話』『商品先物市場と日本経済』など。

※アエラ増刊「AERA with MONEY 毎月3000円で純金投資」の記事に加筆・再編集(構成・伊藤忍)


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