鈴木拡樹、映画版「刀剣乱舞」は「とてもよくできた歴史ミステリー」 (1/3) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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鈴木拡樹、映画版「刀剣乱舞」は「とてもよくできた歴史ミステリー」

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 大人気コンテンツ「刀剣乱舞」の映画版に出演している鈴木拡樹は、どんな役でも魅力的に見せる驚異的な演技力を持つ。舞台版に引き続いて同役に挑んだ彼が、いま、思うことは何か。

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「2.5次元」という言葉を聞いたことがあるだろう。漫画やアニメ、ゲームなどのビジュアルを忠実に俳優が再現した、主に舞台作品を指す。その世界で、「いま一番チケットの取れない俳優」なのが鈴木拡樹だ。彼がこのジャンルを牽引しているといっても過言ではない。

「僕が一人で背負えるほど小さなものではないですが、誰かがその魅力を発信しないといけないので、最近は『その一人です』とお答えしてます。魅力を知っていただきたいですから」

 鈴木が考える2.5次元の魅力とは、広い伝播性。原作ファンが作品つながりで観劇し、そのまま演劇自体のファンになる人がたくさんいるという。

「舞台文化が盛り上がりますよね。それはとてもうれしいことです。僕自身、舞台の迫力に衝撃を受けて役者をめざしたので」

 たまたま恩師の勧めで見た舞台が転機となった。2007年にテレビドラマでデビューしたときは、興味という自分主体の感情でいっぱいだったが、それは徐々に変化していく。はじめてもらった小学生からのファンレターの「がんばってください」という激励の言葉、初日には空席が目立った出演舞台が口コミでどんどん埋まっていったこと──。

「より多くの人に見てもらって、楽しんでいただきたいという意識が強くなりました」

 そのための役作りに彼は努力を惜しまない。原作の魅力を分析し、気になったことはすぐに検索して、研究する。近年は特に、作品が自分に何を求めているのかを常に模索しているという。多くの役者たちが切磋琢磨している2.5次元の世界で彼が頭角を現したのは、そのストイックな姿勢ゆえなのだろう。

「お芝居ってどんなものかを探求するのが楽しいから続けているのかもしれません。後輩のがむしゃらな熱意や、先輩方のたたずまいなどから、多くの刺激を受けています。やりがいは、見てくれる方からの反応ですね」


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