菅田将暉、最新作で向き合った「生きることの大変さ」 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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菅田将暉、最新作で向き合った「生きることの大変さ」

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中村千晶AERA

菅田将暉(すだ・まさき)/1993年、大阪府出身。2009年にデビュー。「あゝ、荒野」(17年)で数々の主演男優賞を受賞。NHK連続テレビ小説「まんぷく」に出演予定(撮影/写真部・加藤夏子)

菅田将暉(すだ・まさき)/1993年、大阪府出身。2009年にデビュー。「あゝ、荒野」(17年)で数々の主演男優賞を受賞。NHK連続テレビ小説「まんぷく」に出演予定(撮影/写真部・加藤夏子)

「生きてるだけで、愛。」/現代の若者たちの「いま」をリアルに綴るラブストーリー。関根光才監督。11月9日から全国で公開 (c)2018「生きてるだけで、愛。」製作委員会

「生きてるだけで、愛。」/現代の若者たちの「いま」をリアルに綴るラブストーリー。関根光才監督。11月9日から全国で公開 (c)2018「生きてるだけで、愛。」製作委員会

「共喰い」/発売・販売元:アミューズソフト、価格3800円+税/DVD発売中 (c)田中慎弥/集英社・2013『共喰い』製作委員会

「共喰い」/発売・販売元:アミューズソフト、価格3800円+税/DVD発売中 (c)田中慎弥/集英社・2013『共喰い』製作委員会

 AERAで連載中の「いま観るシネマ」では、毎週、数多く公開されている映画の中から、いま観ておくべき作品の舞台裏を監督や演者に直接インタビューして紹介。「もう1本 おすすめDVD」では、あわせて観て欲しい1本をセレクトしています。

【最新作映画「生きてるだけで、愛。」の場面写真はこちら】

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■いま観るシネマ
「『生きてるだけで、ほんと疲れる』──名言ですよね。よくぞ言ってくれた!って」

 コミカルな活劇から文学作品まで、さまざまな顔を見せる俳優・菅田将暉(25)。

 最新作「生きてるだけで、愛。」は、芥川賞作家・本谷有希子の同名小説の映画化だ。メンタルに問題を抱えバイトにも行かず寝てばかり、というヒロイン・寧子(やすこ)に寄り添う恋人・津奈木を演じている。

「なぜ生きてるだけで疲れるかっていえば、人間は『生きてるだけ』で生きられないからですよね。食事と水さえあれば生きられるけど、現実にはお風呂に入らないと嫌われるし、いろんな欲も出てくる。津奈木は一見なんの問題もない人間に思えるけど、仕事も自分がやりたかったことかといえば違う。生きていこうとすればいけるけど、それでは満足できない。だから生きていくのは大変で、しんどいんだなあと思うんです」

 感情のアップダウンが激しい寧子は決して愛すべきキャラではない。だがどんなに罵声を浴びせられても津奈木はなぜか寧子のそばにいてやる。

「きっと津奈木にとって人間性とかではない部分で『美しいな』と思えたのが寧子だったんでしょうね。だから振り回されても、やっぱりどこかでその美しさをもう一度感じることを期待して、一緒にいたのかなと思う。でもカップルってそんなものじゃないですか? 『なんでこいつと一緒にいるんだろう』と思いながら、お互いに依存してる。こういう二人ってけっこう世の中にいるんじゃないかな」

 寧子役の趣里とは初共演。「一緒にいて落ち着きました。趣里ちゃんってまず声がいい。身体のしなやかさ、いまにも消えそうな感じ。寧子は彼女にしかできない」


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