「漫画の読み方がわからない人もいる」こうの史代さんが語る“漫符事典”の必要性 (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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「漫画の読み方がわからない人もいる」こうの史代さんが語る“漫符事典”の必要性

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矢内裕子AERA
『ギガタウン』に登場する動物たちは、ペンでなく毛筆で描かれている。本家「鳥獣人物戯画」を思わせる、柔らかで自在な描線が魅力だ(撮影/片山菜緒子)

『ギガタウン』に登場する動物たちは、ペンでなく毛筆で描かれている。本家「鳥獣人物戯画」を思わせる、柔らかで自在な描線が魅力だ(撮影/片山菜緒子)

漫画家 こうの史代さん(49)/1968年広島市生まれ。95年『街角花だより』でデビュー。2004年発表の『夕凪の街 桜の国』は07年に映画化。他に『日の鳥』など著書多数(撮影/片山菜緒子)

漫画家 こうの史代さん(49)/1968年広島市生まれ。95年『街角花だより』でデビュー。2004年発表の『夕凪の街 桜の国』は07年に映画化。他に『日の鳥』など著書多数(撮影/片山菜緒子)

 では、その「漫画を読む技術」をどうやって伝えればよいのか。ヒントは海外での漫画の紹介方法にある。

 こうのさんの作品は海外でも多数、翻訳出版されている。最近はアルファベットの本(左開き)とは逆に、日本語版のまま(右開き)で出版されることがほとんどだ(以前は逆版で印刷し、左開きで製本していた)。欧米の読者は、通常の母国語の本とは逆の開き方で、日本の漫画を読むことになる。

「外国語版の本には、最初か最後のページに、どんな順番でコマを読んだらいいのか、矢印が入った説明が載っています。そのページを読めば、初めての人でも理解できるようになっている。漫画が読めない人もいるのだから、日本でもすべてのコミックスのどこかに『漫画の読み方』を載せればいいのにと思います」

 日本で発達してきた漫画の世界。その魅力を広めていくためにも、『ギガタウン 漫符図譜』でまとめられた漫符は大きな手がかりになりそうだ。(ライター・矢内裕子)

AERA 2018年2月19日号より抜粋


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