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「タイトルだけ決めて僕自身がオファー」 藤田社長が語る「72時間ホンネテレビ」誕生の舞台裏

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竹下郁子AERA

藤田晋(ふじた・すすむ)/1973年生まれ。青山学院大学を卒業後、インテリジェンス(当時)入社。98年にサイバーエージェントを設立し、社長に。AbemaTVでも社長を務める(撮影/工藤隆太郎)

藤田晋(ふじた・すすむ)/1973年生まれ。青山学院大学を卒業後、インテリジェンス(当時)入社。98年にサイバーエージェントを設立し、社長に。AbemaTVでも社長を務める(撮影/工藤隆太郎)

AbemaTV 利用者数の推移(AERA 2017年11月13日号より)

AbemaTV 利用者数の推移(AERA 2017年11月13日号より)

「AbemaTVにかけている」と話す藤田晋社長が取材に応じた。目標は「ネット発のマスメディア」。「わざわざAbemaTVをつけたくなる企画」を求めた結果が「72時間ホンネテレビ」だった――。

【ホンネテレビの影響で過去最高? AbemaTV利用者数の推移はこちら】

 9月24日日曜日、午前9時。ある「緊急告知」にツイッターが揺れた。

 稲垣吾郎さん(43)、草なぎ剛さん(43)、香取慎吾さん(40)の3人が生出演する「72時間ホンネテレビ」が、11月2日午後9時から5日午後9時までの72時間にわたり、AbemaTVで放送されるという、同局公式ツイッターを使った告知だった。

 以後、詳細が明らかになるたびに大きな話題に。放送を1週間後に控えた10月25日、番組の実現につながった「突破力」の源泉を、藤田晋社長が語った。

*  *  *
──「72時間ホンネテレビ」はどんな経緯で生まれたのですか。

 発想としては、誰もが思いつくものだと思うんですよ。これまで一切インターネットに出ていなかった3人がネットで本音を語る。これは多くの人が見たいと思ってくれるんじゃないか、と。そういう番組を、最初にAbemaTVでやらせてほしいと思ったんです。もしNetflixやAmazon Primeに先を越されたら、悔しいですから。

●会いに行って直接交渉

──オファーはいつだったんでしょうか。

 ファーストコンタクトは、3人が事務所を退所した直後の9月上旬。こちらも「本気度」を伝えなければ、と僕が直接会いに行って交渉しました。「72時間ホンネテレビ」というタイトルだけ決めて、企画書なんか全くない状態だった。どのメディアも互いの出方をうかがっているような空気を感じていたので、ここは正面突破できるな、と。

 一番最初に会いに来たということもあったのか、そこから先は結構すんなり決まりました。いや、本当に誰でも思いつくことだと思うんですけどね。

──思いついても、実現するのは難しいものです。

 そこがチャンスなんです。当時というか、いまもそうかもしれないですけど、誰も何も言ってないのに、勝手に周囲がいろんなことを気遣ったり何かを恐れたりして腫れ物に触るような空気があった。


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