一刻も早く、いわゆるレジェンドにかかわるものを除いて、祝日を廃止し、あらゆる労働者が自らの自由で休日を取るべきなのです。お子様がいるご家庭は夏休み、春休みに集中することになりますが、それでも1週間に集中するよりはるかに分散できますし、私立学校では夏休みを9月半ばまで延ばし、その分冬休みを短くするなどの工夫もされています。

 みなさん、社会や世の中の変化に対応した働き方をしましょう! 私が丸紅にいた1980年代と同じ働き方をいまだにしているというのは頭が悪すぎる。当時に比べれば共働きもはるかに増えているわけですし、その意味では一斉に休むこの黄金週間は本当に無駄な休みだと思います。工場のラインと違うわけですから、休んだ分間違いなくそのしわ寄せが来ます。私はアメリカでの仕事もあるので連休中も仕事をするためまだましですが、同じペースで休んだら失業してしまいます。

 自由な休みを自分たちのペースで取れるようになれば、日本の生産性も間違いなく上がるはずです。改革は祝日廃止から!!

AERA 2017年5月22日号

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ぐっちー

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ぐっちーさん/1960年東京生まれ。モルガン・スタンレーなどを経て、投資会社でM&Aなどを手がける。本連載を加筆・再構成した『ぐっちーさんの政府も日銀も知らない経済復活の条件』が発売中

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