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40代転職は年収より理念を 転職1200人大調査

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福井洋平,小野ヒデコAERA#働き方#転職
年収の増減(AERA 2017年5月22日号より)

年収の増減(AERA 2017年5月22日号より)

「今の仕事が嫌だから転職したい、ではダメ。また、年収につられて転職しても、ハードルも上げられているから現実は厳しい。むしろ年収を下げて、実績を上げていくほうがやりやすいということもあるでしょう」

 今回の転職では年収は下がった。ただ、スマホのアプリで教育コンテンツを提供するというビジネスモデルに将来性を感じて飛び込んだ。

「『いま伸びそうな業界はどこか』を考え、そこに行くことで自分の市場価値も上がると考えています」
会社、幹部との相性みる

 人材会社「ネオキャリア」に転職した原田一進さん(48)は、転職で見るのは年収などの条件より「社長との相性」と言う。

「手柄を独り占めするタイプ、他人に責任を押し付けるタイプのトップがいる会社は転職してもうまくいかない。お茶を持ってきてくれた社員への態度などを見て、一緒に働けそうかをチェックします」

 キャリアを積んでからの転職では、会社、経営幹部との相性を重視する転職者が多かった。

 30代後半から40代以降の転職市場は活性化しているが、年収アップできる割合は少ない。そもそも、年収だけにこだわっていては本当に自分にマッチした転職先は選べない、とビズリーチの多田洋祐取締役・キャリアカンパニー長は言う。
「転職の時に何を優先するかはしっかり考えるべきですが、最後は直感で選んでほしい。40年も生きてくればおのずと自分のキャリアで何が重要かが見えているはず。その直感を無視して役職や年収だけで会社を選ぶと、後悔することが多いですね」

 現在はIT系企業に勤める40代女性の前職は大手金融機関。社名とプロジェクトに興味を感じて前々職から転職したが、耐えきれずに2年程度で辞めた。

「生え抜き意識が強く、中途社員や女性社員を下に見る風潮があった。年下の社員からものすごく反抗されて何度も泣きましたね」

 メーカー勤務の40代男性は前の転職時に年収にこだわった結果、自宅から遠く離れた九州での単身赴任を余儀なくされた。


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