「美女と野獣」では、歌と踊りにも注目が集まる(※写真はイメージ)
「美女と野獣」では、歌と踊りにも注目が集まる(※写真はイメージ)

 1991年のアニメ映画「美女と野獣」の実写版が公開される。プリンセスのベルは、「ハリー・ポッター」のハーマイオニー役で知られるエマ・ワトソン。ベルとはいくつもの共通点があるという。

 女性が主人公の映画が隆盛の時代。すでに欧米で公開された「美女と野獣」は空前の大ヒット。「ハリー・ポッター」シリーズでハーマイオニー・グレンジャーを演じたエマ・ワトソンがプリンセスを演じていることでも話題になった。彼女がインタビューでまず口にしたのは、幼いころに見たアニメ版「美女と野獣」の思い出だ。

「公開されたのが私の生まれた翌年。記憶のあるかぎりずっと覚えている、一生の思い出みたいな感じね。大好きなキャラクターで、アニメ版に入っていた歌はすべて覚えてる。ベルは私の子どもの頃のアイドル

 大ヒット映画「ラ・ラ・ランド」の主演を断ってまで本作を選んだエマ。10歳の時から10年にわたり出演した「ハリー・ポッター」シリーズが2011年に終了して以後、多様なジャンルの映画に挑戦する彼女を世界中のファンが応援してきた。

「美女と野獣」では、歌と踊りにも注目が集まる。

●成長できた自分に満足

「プロとして歌うのは初めてで緊張した。でも、素晴らしい先生について練習し、心強いチームがついて助けてくれたので安心して歌うことができた」

 いまの自分には自信がある、とも話す。

「成長できた自分にはとても満足。はじめは自分の歌声を聴くと不思議な気持ちだったけど、いまでは自分の歌声を聴くことにも、大勢の人の前で歌うことにも慣れた。実は、ダンスは子どもの頃から大好きだったの。踊るのは楽しくてたまらない。これまで趣味で踊りを習ってきたけれど、仕事で踊れるなんて素晴らしい」

 原作はフランスの寓話。魔法で野獣と化した王子は、イギリスのテレビドラマシリーズ「ダウントン・アビー」で知られるイケメン人気俳優ダン・スティーヴンスが演じた。彼とのシーンは多くが特殊撮影で、

「奇妙な形での共演だった」

 とエマ。ハリー・ポッターでの特撮経験が役に立ったという。

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