瀧本哲史が語る「東大法学部はルールを創る側になる人が来るところ」 (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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瀧本哲史が語る「東大法学部はルールを創る側になる人が来るところ」

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瀧本哲史(たきもと・てつふみ)/京都大学産官学連携本部イノベーション・マネジメント・サイエンス寄附研究部門客員准教授、エンジェル投資家。東大大学院法学政治学研究科助手、マッキンゼー&カンパニーを経て現職

瀧本哲史(たきもと・てつふみ)/京都大学産官学連携本部イノベーション・マネジメント・サイエンス寄附研究部門客員准教授、エンジェル投資家。東大大学院法学政治学研究科助手、マッキンゼー&カンパニーを経て現職

 ついていけない学生が多いからという理由で、レベルを下げたりしたら、一番優秀な学生たちのレベルも下がる。それはすべきではありません。マジョリティーが苦労するくらいの難易度でちょうどいい。

 分かれ目は2年生の最初の授業です。すごく面白いと思うか、つまらないと思うか。法学の学問自体は論理的な思考のトレーニングになるので、決して無駄ではありませんが、他に面白いと思える分野があればそっちに行ったっていい。

 むしろ、東大法にこれまで優秀な人材が集まり過ぎたとも言えます。文系でも優秀な層は数学や理科もできるので、理系にもっと進めばいい。例えば、日本ではコンピューターサイエンスの博士号を持っている人が少ないですから、そういう分野で活躍する人が増えたほうが国全体にとってもいいでしょう。

 法学についていけない人がいるからこそ、複線化が進む。その意味で、東大法学部が変わる必要はないと思います。

(構成/編集部・石臥薫子)

AERA 2017年3月27日号


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