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「リクルート」が知る人ぞ知る国内トップクラスのIT企業になるまで

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深澤友紀AERA#仕事#企業
エンジニアとそれ以外の社員の間に存在する垣根。それを取り払えば、企業はさらに躍進できる? (※写真はイメージ)

エンジニアとそれ以外の社員の間に存在する垣根。それを取り払えば、企業はさらに躍進できる? (※写真はイメージ)

 リクルートといえば「営業の会社」のイメージが強いが、いまや、知る人ぞ知る国内トップクラスのIT企業だ。

 人と企業とを結びつけるマッチングビジネスで成長してきた同社は、その主戦場が紙の情報誌からネットに移っていく過程で、IT化を進めてきた。

 本来、採用活動はグループ各社が個別に実施しているが、IT人材だけは、リクルートホールディングス(HD)が一括で採用。2015年にはHDの人事部にIT人材統括室ができ、約50人がかりで採用や組織開発を担当する力の入れようだ。14年に約700人だったIT人材も、2年間で2倍以上の1500人に増えた。

 IT人材を採用するだけでなく、社内の非IT人材へのプログラミング研修も始めている。たとえばある部署では希望すれば、勤務時間外に外部スクールのオンライン講座を受講料会社負担で受講できる。

 IT人材統括室の林輝葉さん(28)は、3年前からIT人材の採用を担当。面接でITスキルや可能性を見抜くのは現場の社員や管理職が行うが、配属当初の林さんは、彼らが何を話しているのかさえ全くわからない状態だった。

「Ruby? PHP?」

 聞きなれない言葉が渦巻いて、思わず近くの書店に駆け込んだ。プログラミング関連の本を買い、独学でウェブサイトづくりに挑戦したが、典型的な文系人間の林さんには一筋縄ではいかない。

 そこで昨年、同僚たちと一緒にプログラミング研修を受講。挫折しそうになりながら、ネット上で質問したり教室で直接講師に聞いたりして、2カ月かけてSNSサービスのプログラムを書き上げた。


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