マッチョラーメン、ゴールドジム…筋肉に身を捧げた男たちの現場を歩く (1/3) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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マッチョラーメン、ゴールドジム…筋肉に身を捧げた男たちの現場を歩く

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羽根田真智AERA
フィットネスクラブ ゴールドジム/現在、国内に60店舗以上。自分のフィットネススタイルを持っている利用者が多く、筋トレに関する情報交換の場ともなっている。ゴールドジムイースト東京(東京・南砂町)で(撮影/写真部・堀内慶太郎)

フィットネスクラブ ゴールドジム/現在、国内に60店舗以上。自分のフィットネススタイルを持っている利用者が多く、筋トレに関する情報交換の場ともなっている。ゴールドジムイースト東京(東京・南砂町)で(撮影/写真部・堀内慶太郎)

ラーメン店 裸men/カフェ、焼き肉、かき氷と数々のイベントを実施。「笑顔で爽やかに」がモットーだ。この日のために新幹線でやってきた客もいた。写真は植田知成さん(38)(撮影/写真部・堀内慶太郎)

ラーメン店 裸men/カフェ、焼き肉、かき氷と数々のイベントを実施。「笑顔で爽やかに」がモットーだ。この日のために新幹線でやってきた客もいた。写真は植田知成さん(38)(撮影/写真部・堀内慶太郎)

衣料品メーカー ワコール/「細身ファッションを理想的に着こなしたい」層から支持。人気の「スポコレ」は「アゲ尻パンツ」「腹ピタパンツ」など名前もユニーク(撮影/写真部・大野洋介)

衣料品メーカー ワコール/「細身ファッションを理想的に着こなしたい」層から支持。人気の「スポコレ」は「アゲ尻パンツ」「腹ピタパンツ」など名前もユニーク(撮影/写真部・大野洋介)

 プロテインを飲んだり、ハードな筋トレをやったりする男性が増えている。健康やアンチエイジングへの欲望に男女差はない。己の美意識に従い、理想の筋肉を追求する男たち。その現場を歩いた。

「いらっしゃいマッチョォ~!」

 大絶叫で出迎えてくれた取材当日の担当マッチョ、植田知成さん(38)と高瀬レストレポ雅弘さん(22)。上半身あらわの黒パン一丁。あの「ゴールドジム」で見た「筋肉は一生ものの服。」というキャッチフレーズが脳裏に浮かぶ。

 ここは、期間限定(8月21~31日)のラーメン店「裸men」。マッチョで構成されるエンターテインメントグループ「マッチョ29」のメンバーと交流できるのがポイントだ。

 プロテイン入りラーメンは3種類で、最高価格は4千円。だれが頼むねん! 心中突っ込んでいると、マッチョが一面に描かれたTシャツを着た男性が注文。初日から土産物持参で毎日通い、「4千円+α」を支払う上得意客だという。

 黄色い声が飛び交っているだろうとの想像に反し、男性率が高い。「やっぱ食事も大切っすか?」「プロテイン何飲んでるんっすか」と真摯に質問する客に、マッチョも「何をおいても筋トレ」「プロテインは飲まなくても」と真摯に答える。総じて滞在時間が長いのも印象的。

●筋肉は究極の愛情表現

 仕掛け人である「ハイ」代表取締役の鈴木秀尚さん(24)によれば「ラーメンは言い訳」。これまでもマッチョをコンテンツとしたイベントをプロデュース。「マッチョに興味があるが口に出しにくい」隠れマッチョファンを集めてきた。精力的な活動の背景にあるのは、「マッチョのイメージを変えたい」との思いだ。

「日本ではマイナスに受け止められがち。人気があっても、それは細マッチョ。鍛え抜かれた肉体は、究極の愛情表現だと伝えたい」(鈴木さん)

 最初に企画したイベントのマッチョバスツアーは、日帰りバスツアーとしては高額の2万~3万円という料金設定にもかかわらず、女性限定33席は即完売。現在「マッチョ29」は、月額1129円、同500円のファンクラブを作っているが、ファン限定の特典に惹かれ、入会する男女が後を絶たない。一発屋的な爆発的人気ではないからこそ、経済として今後もまだ右肩上がりで、文化としてもマッチョが広がっていくだろうと、鈴木さんは見ている。

 ボディーメイクへの意識が男性の中でも高まるにつれ、男性用補正下着も登場した。ワコールホールディングスの布川篤さんは「男性が理想的な肉体を手に入れることに関心を持ち始めているけれども、すぐに理想的な肉体にはなれないので、まずは下着で対処するというイメージでしょうか」と話す。


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