2020TOKYOを見据えてエリートアスリート養成中 期待の星は13歳で世界ランク63位 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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2020TOKYOを見据えてエリートアスリート養成中 期待の星は13歳で世界ランク63位

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編集部・熊澤志保AERA#東京五輪
JOCエリートアカデミー 張本智和さん(13)/仙台市出身。ナショナルチームの合宿にも帯同する。「リオ五輪では、格上の選手を相手に勝った丹羽孝希選手がかっこよかった」(撮影/今村拓馬)

JOCエリートアカデミー 張本智和さん(13)/仙台市出身。ナショナルチームの合宿にも帯同する。「リオ五輪では、格上の選手を相手に勝った丹羽孝希選手がかっこよかった」(撮影/今村拓馬)

 東京五輪とさらなる未来を見据えた有望選手の発掘・育成が進んでいる。

 中央競技団体と連携して、五輪をはじめとする国際大会で活躍できる、いわばエリートアスリートの育成を目標とする「JOCエリートアカデミー」は、2008年に発足。本拠地となっている東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターを訪ねると、J-POPをBGMにまだ幼さの残る選手たちがウォーミングアップをしていた。

 現在は卓球、レスリングなど5種目38人の中高生が在籍し、ここで共同生活を続けている。

●13歳で世界ランク63位

 ディレクターの平野一成(63)は言う。
「生涯を通じて社会に貢献できるアスリートになるには、競技力だけではなく知的能力、生活力を伸ばすことが必要です」

 国際大会や取材対応を見据えた英語の授業もある。

「アカデミー生はさまざまな大会で成果を上げていますが、五輪のメダルはまだない。近く必ずとってくれるはず」(平野)

 その「希望の星」のひとりが張本智和(13)だ。03年生まれの中学1年生。小学校時代は6年間、全日本卓球選手権の年齢に応じた部門で優勝し続けた。15年度全日本卓球ジュニアでは3位。現在の世界ランキングが63位。ナショナルチームの合宿にも帯同して腕を磨いている。

 日本卓球協会所属でエリートアカデミー男子監督を務める渡邊隆司(36)によれば張本は、

「ボールタッチが柔らかく、課題改善のスピードも速い。今はフットワークを重点的に鍛えています。直近の目標は全中(全国中学校体育大会)優勝」

 将来の目標はさらに大きい。

「格上の選手に勝つと気持ちいい。東京もその先も頑張って、必ず五輪で金メダルをとりたい」(張本)

 そして、日本全国津々浦々から、未経験者も含めて才能を発掘するプロジェクトも進んでいる。国と日本スポーツ振興センター(JSC)の「タレント発掘・育成事業」だ。04年に福岡県で始まり、現在までに16地域で実施、8地域で準備が進む。JSCマネジャーの衣笠泰介(41)は言う。


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