■リスクを取らずに幸せはない

 結婚や同棲を、別れた場合にリスクだと躊躇する人は、他人と一つ屋根の下で暮らすことのバリューを値踏みしています。結婚の善しあしを判断するには時間が必要。投資感覚で、気に入らなければ離婚して、次の相手に鞍替えすればいいじゃない? 最後に幸せになれるのならば、数回の結婚と離婚の繰り返しもいい。リスクを取らず業績だけ得ようとする「短期業績至上主義」にとらわれないで。(神奈川県、52歳女性、結婚25年)

■結婚しなくても家族つくる努力が必要

 結婚が、家族をつくる唯一の方法ではない。結婚するかしないかは個人の自由ですが、家族なしで生きていけるというのはユートピア。従来型の結婚をして核家族になった結果、家族がいない一人暮らしの老人が増えている。日本人の幸せのためには、欧米の事実婚を「輸入」してでも、結婚しなくても家族をつくる努力が必要では。『赤毛のアン』のように養子の家族だって幸せそうだと思いませんか? (栃木県、53歳男性、離婚)

AERA 2016年2月8日号より抜粋