オフィスにもはいていけるガウチョパンツ(右)。スカート姿と並ぶと、やはり「女子力」は低く見えるかも。この夏のオシャレと「モテ」の両立は難しいようだ(撮影/編集部・高橋有紀)
オフィスにもはいていけるガウチョパンツ(右)。スカート姿と並ぶと、やはり「女子力」は低く見えるかも。この夏のオシャレと「モテ」の両立は難しいようだ(撮影/編集部・高橋有紀)

 この夏の流行のガウチョパンツ。ただ、男性のウケはいまいちだとか。服装をめぐる男女の視点がいつもすれ違うのは、なぜ?

 セールでにぎわう店内で、30代の女性が白いガウチョパンツを合わせて鏡をのぞく。

「おしゃれに見えて便利。でも一つだけ難点が…」

 傍らにいた女友達がうなずく。

「わかる。男ウケでしょう」

 今シーズンの一大トレンドのガウチョパンツ。ファストファッションで売り出されて若い世代に浸透しただけでなく、上質な素材の大人向け商品も多い。スタイリストの宇賀愛さんは解説する。

「この春夏から本格的に売れ始めた。長らく続いてきた、スキニーパンツやタイトスカート人気への反動がある」

 ゆったりしたシルエットは、着る人の体形を選ばず、カジュアルからビジネスシーンにまで幅広く使えるという。

 ただ、一部の女性らには、「非モテ」アイテムだという噂が、都市伝説のようにささやかれている。その噂を検証すべく、男性の評判を探ってみた。まず男子学生(23)から。

次のページ