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 ひとりを謳歌する「ソロ充」なんて言葉がある一方で、「ぼっち」と呼んで揶揄もする複雑な世の中だが、 ひとりで楽しめる、いや、ひとりだから楽しめるスポットやサービスはたくさん存在する。

 その一つがミクシィだ。

 都内のテレビ局で働く男性(33)を襲ったのは、「来週末をゲレンデで過ごしたい」という猛烈で唐突な欲求。ああ、スノボ行きてー。でも、妻なし、彼女なし。友人はいるけど予定が合わない。ひとりゲレンデはつらすぎるし、車の運転やガソリン代を考えると、効率が悪い。思案していると、同僚が一言。

「ミクシィで聞いてみたら?」

 LINEやフェイスブックばかり使っていたが、ミクシィには趣味でつながるコミュニティーがあったじゃないか!

 家に帰ってミクシィを開くと、「スノボ」と検索するだけで、東京、大阪など地域ごとに相乗り希望者を募るコミュニティーが存在していた。希望日時、出発地、行き先のゲレンデ、車は自分が出す旨を書き込むと、十数人の希望者から連絡が。ニーズが合致した6人で雪山を楽しんだという。

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