理系でも文系でもない「超域」が組織には必要? (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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理系でも文系でもない「超域」が組織には必要?

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樋口泰行さん(57)日本マイクロソフト社長ひぐち・やすゆき/大阪大学工学部卒業。松下電器産業(現パナソニック(撮影/編集部・鳴澤大)

樋口泰行さん(57)
日本マイクロソフト社長
ひぐち・やすゆき/大阪大学工学部卒業。松下電器産業(現パナソニック(撮影/編集部・鳴澤大)

 アベノミクスやら東京五輪やらで浮足立つニッポン。とんでもない。今は少子高齢化や人口減の衰退期なのだ。お家芸の日本経済は一体どうした。時代の閉塞感を打ち破る経営、人材とは何者、いや何系なのか。日本マイクロソフト社長の樋口泰行 さん(57)はこう話す。

* * *
──理系出身者は経営が苦手だと聞いたことがあります。

樋口:基本的に理系の人間、ある領域に特化し、深く追究します。人間の能力とか帯域幅が一定ならば、専門分野に多くの帯域幅を使うと、横の方向、つまりほかのことにガッと広げるエネルギーが残らない。会計士など専門性が高い分野は、いずれもそうだと思います。

 一方で経営では、物事を決断したり推進したりするのに、数字だけではなく、例えばAさんとBさんを組み合わせればできるかなとか、人も動かさないといけない。

 EQ(心の知能指数)も能力も異なる人間がいて、どういう対応、対話をすればいいのか、成功や失敗で得た経験則から「こういう法則性があるのだな」とアナログ的な情報を自分の頭の中に蓄積するんです。理系的なアプローチにも似ていますが、私の持論では、経営は「アート」のようなもの、なんです。


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