秋元康 AKBは「僕の手の届かない存在になった」 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

秋元康 AKBは「僕の手の届かない存在になった」

このエントリーをはてなブックマークに追加
AERA

現代の肖像 秋元康 (eAERA) [Kindle版]

清野由美著/戸澤裕司写真

B00JR5M2SM

amazonamazon.co.jp

 放送作家、作詞家、脚本家…様々な顔を持ち、それぞれの分野で活躍する秋元康氏。

 国民的アイドルAKB48の総合プロデューサーであり、美空ひばりの「川の流れのように」に代表される数々の名曲の作詞家であり、政府主催のクールジャパン推進会議のメンバーであり、2020年東京五輪招致委員会の評議会委員でもある。この人ほど“時代の申し子” という言葉が似合う人はいないだろう。だが、本人は拍子抜けするほど冷静だ。

「時代を分析なんてしたこともない。時代が呼吸していて、自分も呼吸している。無理して合わせようとしたら息苦しい。自分がおもしろいな、自分が好きだなということをやりながら自分なりに呼吸していると、ある時は時代とピタリと息づかいが合う。それだけです」

 稀代のヒットメーカーなのに、気負いがない。だが当然、仕事量はすさまじい。夜な夜なほとんど寝ずに10曲作詞したり、新聞小説とテレビドラマの脚本の執筆を同時にこなして体調を崩した時は、病室で打ち合わせをしたり。普通なら「大変な努力」と感じることが、この人にとっては「好きなことをやって、ただ楽しんでいるだけ」なのだ。

 おもしろそうだと思うことを集約させた結果、誕生したAKB48は、いまや生みの親も「どう進化するのかわからない、僕の手の届かない存在」になった。国民的行事の感すらある、AKB48選抜総選挙は今年はじめて「立候補制」を取る。常に新しい試みで、ファンを飽きさせないのが“秋元流”。そんなAKBは若手スタッフに任せ始めてもいる。

「順位じゃないところで頑張りたいメンバーもいれば、ファンの支持率を知りたい人もいる。AKBも人数が増えたので、個人の考え方を尊重したいなと思って今回は立候補制にした。僕もファンと一緒に楽しんでいる感じです」

AERA 2013年4月29日号


トップにもどる AERA記事一覧

続きを読む

関連記事関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
あわせて読みたい あわせて読みたい