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フランス政府が地主の高級マンション 人気の秘密

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プラウド南麻布大半の住居のバルコニーは、江戸時代からの豊かな緑の中に張り出す。森を望むビューバス付きのゲストルームやパーティールーム、屋上テラスもある(撮影/村上宗一郎)

プラウド南麻布
大半の住居のバルコニーは、江戸時代からの豊かな緑の中に張り出す。森を望むビューバス付きのゲストルームやパーティールーム、屋上テラスもある(撮影/村上宗一郎)

 地主がフランス政府という高級マンションが人気を集めた。野村不動産と三井物産が東京都港区南麻布4丁目に建設中の「プラウド南麻布」だ。

 江戸時代には5代将軍徳川綱吉が麻布御殿を置いた一等地で、仏大使館建て替えプロジェクトの一環。住人にふさわしいかどうかを見る、簡単な「審査」もあったという。第1期の販売価格は約6千万~4億9千万円(2LDK~3LDK、69~192平方メートル)だ。平均坪単価は400万円強、地代も1平方メートルあたり月約100円かかる。それでも即日完売したのには訳がある。

 この物件は、定期借地権付きマンションだ。通常のマンションのように土地を区分所有するのでなく、地主から賃借するため、「割安」な価格設定が可能になった。定期借地権は、1992年に施行された借地借家法で新設された。住宅の場合、50年以上の長期にわたって土地を借り、期限がきたら更地にして地主に返還する。毎月地代を払うが、建物は自分のものだ。定借マンションの相場は、通常より2~3割程度安いとされる。

 地主の仏政府は、借り手の「相続」も想定し、期間を通常より長い60年にし、期間満了後は建物も引き取るため、解体費もいらないことが注目された。7階建てで完成は今秋だ。

AERA 2013年1月14日号


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