湯シャンとは、シャンプーを使わずに、お湯のみで頭皮と髪の毛を洗うこと。ざっと1分程度お湯を流しながら、指の腹でなぜるように頭皮を洗い、髪の毛は手櫛で梳くように何度も洗うのだそうです。



 シャンプー同様、リンスやコンディショナー、トリートメントも禁止。どうしても毛をまとめたいときには、ローションやスプレータイプのものを手のひらにとって、毛の表面につける程度に留めておく方が良いとのこと。そして、洗い終わった後は、タオルで拭き取り、ドライヤーで頭皮を中心に乾かすことが重要だといいます。自然乾燥は頭皮が冷えるため、毛の育ちが悪くなるそうです。



 また、髪を洗うことの目的は、「頭皮の緊張を緩めて日中弱くなっている血の流れを回復しやすい環境を取り戻すこと」にもあります。



「夜寝る前に洗髪することで、寝ている間に休息のための副交感神経が優位に立ちやすくなり、痛んでいるところや弱っているところに血が巡ることで自己修復に役立つのです」



 交感神経が優位に立っている、朝に洗髪をしても自己修復ができないため、洗髪は、朝シャンではなく、夜寝る前の湯シャンを心がけましょう。



 秋になり、抜け毛が気になってきたという方、是非本書にて紹介されている方法を試してみてはいかがでしょうか。